2025.08.23
酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)秋季展「木版の19世紀」
辰馬本家酒造株式会社
江戸文化華やぐ文化・文政期や激動の幕末維新期など、文化も政治も大きく動いた日本の19世紀は、和本や錦絵が盛んに制作された時代でもありました。和本では草双紙と呼ばれる庶民向けの小説や、面白おかしい滑稽本など多彩なテーマの作品が刊行されました。また、多色刷り木版画である錦絵も18世紀半ばに登場し、19世紀も引き続き人気を博しました。明治に入ると幕府の規制がなくなり、江戸時代に描けなかった作品が世に出され、木版文化は一層繁栄しました。 一方で、明治維新以降西洋から流入した技術の中には、次世代の印刷技術とも言える石版印刷があり、19世紀を最後に木版の隆盛は終焉へと向かいます。 今回の展示では、木版印刷が最も盛んであった19世紀の和本と錦絵から、当時の出版文化をご紹介します。
会期 :2025年9月13日(土)~11月24日(月・祝)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料 :一般500円、中・小学生250円
(記念館・酒蔵館の共通券)
休館日 :火曜日 ※9月23日(火)臨時開館、9月24日(水)振替休館
※10月20日(月)は記念館展示替えのためご観覧頂けません。
【秋季展ミュージアムトーク】
9月14日(日)・10月26日(日)14時~14時30分
予約不要・参加費無料(入館料要)
担当学芸員が展示室内をご案内しながら、展示の見どころを解説いたします。
― 同時開催展示 ―
●酒資料室展示「世界のみなさんこんにちは 日本酒と博覧会」
●笹部さくら資料室展示「笹部新太郎と桜のまち・西宮」
◎お問い合わせ先
酒ミュージアム(公益財団法人 白鹿記念酒造博物館)
〒662-0926 兵庫県西宮市鞍掛町8‐21
TEL: 0798-33-0008


